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写真日和

写真撮影を趣味とする人 お金は最小限にカメラを楽しむ方法を考えるBlog 撮影記

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滝の撮影とシャッター速度の関係と露出
滝の撮影は色々な学びがあって面白いです。

PLフィルターの使い方から
シャッター速度の使い方。
ISO感度の使い方。
等々。。。

特に重要なのは、シャッター速度。
最近は手振れ補正が優秀になって来て、手持ちで滝撮影も可能になってきましたね。

手振れ補正は最近だと3種類ありますね。
センサーシフト式
レンズ補正
と上二つの合わせ技。

レンズ補正は回転軸が不可能なので、中々厳しいと思いきや。。。
EOSRFマウントの24-105mmF4Lだと5段分と表記してますので中々の性能です。
回転が無いから結構きついと思いきや。。。。
0.3秒位でも

IMG_3021
IMG_3021 posted by (C)tigoespark
この位は行けましたね。
しかも、失敗が少ない。

逆に回転のあるPENは上位機種より端折った3軸の3.5段補正。
OMD系は5軸ですからね。

PB080902
PB080902 posted by (C)tigoespark
こんな感じ。(レンズはLeica15mmF1.7)

同じく0.3秒
こっちは結構失敗が出て、補正軸数より段数の方が実は重要なのか??
ってちょっと思った。
(補正の段数の出し方は規格があるようなので、焦点距離だの色々あって
EOSとPENを比べるのは平等ではないです)

ファインダーで構えるのと、モニター見ながら撮る差もありそうですが。。。
とりあえず、糸のような滝の流れは手持ちで出来る時代になった感じです。

ちなみにレンズ補正+ボディー補正でカタログの数字が良い機種で、
Canonさん8段
OLYMPUSさん7.5段
Panasonicさん6.5段
ですね。
OLYMPUSさんは手持ちで4秒って数字出してるしね。。。
ここまで来ると三脚要らない気もするけど、
カメラ好きの全員が全員最新機種の高級機を持っているとは限らないので。。。
なんだかんだ、三脚撮影が基本です。

その前に基本
僕は保険で何枚かRAWで撮ったりもしますが、JPEGでも充分です。
撮影モードやホワイトバランスは見た目に近くなるように合わせます。

シャッター速度優先オートにダイヤルを合わせます。
メーカーによって表記が違うけど、
SとかTvって所です。

0.5秒(1/2表記のメーカーもある)

これで撮ってみて、明るすぎる場合は
(F値が最大になっても足りない)
NDフィルターを使うか、拡張ISOでベース感度以下にする。
もちろん、NDフィルターはレンズの美味しいF値に持ってくるために使うのもアリです。
F値が大きくなると、回析(小絞りボケ)が出るので嫌う人がいるようだ。
回りのテカリが気になるならPLフィルターを使うのも良いと思う。

ここから、シャッター速度を微調整していきます。
滝の規模や性格によってシャッター速度を変えていくと良いと思う。

極端な例だと、日光華厳の滝は糸の様にとるよりシャッター速度を早くして荒々しく撮るものありだし、白糸の滝はやっぱシャッター速度は遅くしたい。

と言う事で、シャッター速度による表現の違いを
檜原村の九頭龍の滝で。。。

先ずは2秒から
IMG_4120-2秒
IMG_4120-2秒 posted by (C)tigoespark

1秒
IMG_4121-1秒
IMG_4121-1秒 posted by (C)tigoespark

0.5秒
IMG_4122-0-5
IMG_4122-0-5 posted by (C)tigoespark

1/4秒
IMG_4127-1-4
IMG_4127-1-4 posted by (C)tigoespark

1/10秒
IMG_4123-1-10
IMG_4123-1-10 posted by (C)tigoespark

1/20秒
IMG_4124-1-20
IMG_4124-1-20 posted by (C)tigoespark
とまぁ、こんな感じ。

シャッター速度が長いと繊細になって、
短いと荒々しさが出る訳です。

逆に高速でシャッター切るとまた違った世界が出て来ますね。
こちらは、養老渓谷の滝。

IMG_0870
IMG_0870 posted by (C)tigoespark
こんな感じ

同じところで手持ちギリで(三脚立てられる状況で無かった)
IMG_0867
IMG_0867 posted by (C)tigoespark
凄い差だべさ。

スケールのデカい滝だと、高速シャッターがOKになる気がするんですよね。
この辺は、もちろん正解はないので、自分が何を表現したいのかによって変わってくるわけです。
だけど、何故かプログラムオートとか、カメラの全自動で撮ると単調な感じになってしまうのが滝の奥深さですね。

こう見ると、1秒と2秒の差なんてさほどない様に見えるけど、
水面の波の感じの違いが結構あって面白い。
最初の九頭龍の滝は拡張ISOで感度を50にしてます。
この設定で絞りはF22-4になります。
途中からオートに戻しても良かったね。

明るい時間で長秒露光だと露出オーバーになりがちなので、適当に減感する工夫が必要。
NDフィルターだったり、PLフィルターだったり、拡張ISOでしのいだりね。

長秒露光を前提にすると、森の中とか夕方とか直射日光が避けれる場所時間帯が良いですよね。

あと、レンズは単焦点でも良いのですが、
撮れる場所が限定されていたりするので、ズームレンズの方が使い勝手は良いと思う。
何度か行っている場所なら単焦点を決めて行っても良いと思うけど、F2.8とかF1.4とかはあまり必要でないからここはあまりこだわらんでも良いと思う。

と言う事でおさらい。
ズームレンズでOK
基本は三脚、最近の高性能の手振れ補正がある高級機なら手持ちでも行けちゃう??
ホワイトバランスは見たい目に近いのをチョイス。(あえて違う世界観を表現するのならそれはそれでOK)
風景モード等発色の良いのをチョイス。
基本はシャッタ速度優先オート。
滝の性格にもよるが、0.5秒あたりから始めてしっくりくるシャッター速度を探す。
プログラムオートがはじき出すシャッター速度だと単調になりがち。
シャッター速度によっては絞り値が足りなくなることもあるのでNDフィルターはあった方が良い。
一段分のしのぎにしかならないけど、拡張ISOで感度を下げるのもあり。
(ただし、殆どの機種でダイナミックレンジが狭くなるようです。この場合白飛びがしやすくなる)
光の回析現象を回避する目的でNDフィルターを使うのもありです。
あとは、風景なので無駄なテカリをなくすPLフィルターがあっても良いと思います。
効かせ過ぎると水の感じが減っちゃうので注意。
PLフィルターも減光させるので、NDフィルター代わりに使うのもありかな??
この場合、透過光量の多い高級PLフィルターより安いPLフィルターの方が減光の役割も持たせるなら良いと思うね。

あとね、余談ですが。。。
観光地化してない滝に行くなら靴は気を付けた方が良い。
安くても良いので登山靴をすすめる。
滝周辺は滑りやすい岩場だったり、
多少水の中に切り込みたい時もああるでしょう。
しかも、ちょっと秘境的なところだとほぼほぼ登山です。


ここは、檜原村の奥地、綾滝と天狗滝。
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綾滝の方が奥だったけな?
ここは登山でしたし、
山梨県の板敷渓谷の大滝も滑りやすい場所が多いです。
観光地化してない滝はそういうものです。

ジャングルモックと言う手もありますが、
一回ジャングルモックで登山したけど、靴紐ある方が全然良いです。
大丈夫そうなのが分かっていればありですけどね。

普段使いに愛用してますけどね。
多少の悪路でも無理が効くので普段はジャングルモックです。

では、素敵な滝撮影を!
良い滝あったら教えて下さいませ。

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